五億の鈴

君の体温に触れたとき
忘れていたはずの夢を見た
甘ったるい君の匂いが
今までの僕を溶かしていく

ふらりふらり 舞い降りた
儚く透き通る
心抱えた君を見て
昔の僕を重ねてた

ねぇねぇ見て ほらほらねぇ
砂漠の水が踊っているよ
甘ったるい君の音色が
今までの僕を溶かして行く

Ah 夜の光に君を想えば
見上げた夜空は笑っていた
数多の星に願いを乗せて
鈴の音が弾け飛ぶ劣等星

何かを得れば何かを失っていて
また何かを知れば何か忘れていて
見えていたものさえ見えなくなっていて
でも綺麗な花だけは愛おしく咲いた

僕だけは変わっていないような気がしたんだ
君と出会うまでは
夢想 虚像 絵空事追って
Teardrop & Rescue
静かに君が風になる

ねぇねぇ見て ほらほらねぇ
夜の虹が歌っているよ
甘ったるい君の世界が
今までの僕を溶かしていく

Ah 夜の涙に君を想えば
見上げた夜空は泣いていた
雲が描いた オアシスの果て
雨夜の星駆ける劣等星

僕の想いは縛られていたんだ
忘れたあの頃に
流され 愛想を振りまいて
なりたくなかった大人になった
君は見えて僕は見えない
大切なもの 愛すべきもの
砂漠にも水はあったんだ
夜にだって虹は掛かかってた

Ah 夜の光に君を想えば
見上げた夜空は笑っていた
目には見えない 確かな想いを
繋いでいるどこかの劣等星

何かを得れば何かを失っていて
また何かを知れば何か忘れていて
見えていたものさえ見えなくなっていて
でも綺麗な花だけは愛おしく咲いた

人は変わらないし
夢は叶わない
空は飛べない
海は渡れないし
僕はつまらない
いつからだろう
いつからだろう
「僕のこと 忘れないで」
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