船を待つ

これはひとつの兆し
なにか違う 今朝の風
重たい雲が消えた
いつもの海 船を待つ

夢や 希望や
忘れそうなもの 心の奥で
繋ぎ止めながら

君はニコリと笑って
どこか遠く 旅に出た
残されたこの島で
私はずっと 船を待つ

花や 鳥や
美しい海や 君との日々の
思い出とともに

約束は していないけど
もう一度 会える気がした
理由など 何もないけど
私には わかる 今日だと

夢や 希望や
なくしそうなもの 心の奥で
繋ぎ止めながら

これはひとつの兆し
なにか違う 今朝の風
輝く海の向こうに
何か見える 何かがくる
あなたを乗せて
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