時のいたずら

太陽と見間違えた
真っすぐなその笑顔
つられて笑う僕がいるなんて
知らなかったな

流行りは廃る
花は枯れる
全て終わってゆくのにな
どうして逆らいたいのだろう
果てる景色を愛したい

いたずらにからかわれたっていい
僕を呼ぶ声が気のせいでも歌にするよ
この声が君に届けば抱き合えるさ
歌いたい 限りのある時を
滅びの寒さを君が包む 容易く照らす
僕はただその光を絶やさぬように

歌を歌えば君が笑う
君が笑えば僕は歌う
歌を歌えば君が笑う
君が笑えば僕は嬉しくて泣いた

僕も終わり君も終わる
そこに何も残らないとしても
確かめ合えたんだ
僕がいたこと君がいたこと

いたずらにからかわれたっていい
僕を呼ぶ声が気のせいでも歌にするよ
この声が息をする理由ここにあるさ
歌いたい 限りのある時を
僕はやっと君と出会えたから逃さないよ
僕は今この光を絶やさぬように
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