風花舞う日

粉雪が風に舞う その度時計を気にして
君の顔さえまともに見れないまま 迫り来る別れ

元気でね と強がる言葉に 小さく頷く君

手にしたいものが大きい程
失うものさえも大きくて 私はまだ少し迷っている
つないだ手の温かさも 歩き慣れてるこの道も
離れるには あまりに愛しくて
このままいつものように君と帰りたくなった

「改札の前までで ありがとう 見送りはいいよ」
上手く話もできないまま もうすぐ時間はきてしまう

これでいい と言い聞かせながら 繋いでいる手を離した

例え君ともう会えなくても
ずっとそばにいたくても この先にはこの道しかないよと
二人で選んだ結末に後悔はしない
でもあふれだす 声にならない涙は真実
私は君のこと心から愛してた

風にふわり 舞い上がる雪は
運命のように 落ちては 消えてしまう

例え君ともう会えなくても
今日が思い出になろうとも
この胸から想いは消えはしない二人で選んだ結末に後悔はしない
でもあふれだす 声にならない涙は真実
私は君のこと心から…

声にならない想いは真実

後ろなど振り向かなくても
君がどんな顔をして私の背を見送るか分かるから
このまま揺るがないように 振り返らずに行くよ

幸せになる心に決めて 改札を越えた
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