化粧雪

添えないこの世の 恋ならば
涙の花か 化粧雪
忍び逢う夜の 酒をつぐ 酒をつぐ
許し合う身の 情け宿
明日の別れを 忘れたい

どんなに待っても 来ない春
運命(さだめ)を泣くか 化粧雪
これでいいのよ 怨まない 怨まない
酔ってささやく 夢もある
想い出枕の 暖かさ

どんなに愛され 愛しても
幸せ薄い 化粧雪
燃えて甘える 腕の中 腕の中
解いて結んだ 帯だけが
夜明けの切なさ 知っている
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