琥珀

起き抜けに あなたの名を呼び
苦笑する 春あけぼのの夢枕

今日は散歩しようかなと
布団をはねのけて
あなたの仕草まねて 深く息を吸う

琥珀色した 時が流れ
あなたが居ない そのことが不思議

淋しさは予期せぬ嵐で
時として満開の花びら散らす

でもまだやりたいことが
山のようにあって
人は何を残すのか 生きてる証しに

琥珀に秘めた 熱い心
体の一部 思い出の指輪

いつも一緒よ 命の限り
あなたの分まで しなやかに生きる
×