それでもこの命が輝くなら

「努力は報われないよ」
胸の中の弱い自分が語りかけては
段々と夜が崩れ去っていく
努力に意味がないのなら誰も夢なんて持たないだろ
少しだけでもいいからこの命にも意味があるんだと
信じてるからこそ今日まで生きてこれた

闘う僕らが踏ん張る意味を闘わない奴等が笑うだろう
もがいても残す足跡だけがわずかな未来を照らすんだ
全部投げ出せば楽だったのに 逃げ道は腐るほどあったのに
まだ僕は僕を救いたいと諦められないから泣いているんだよ

それでもこの命が輝くなら

「死ぬほど逃げ出したいよ」
僕は僕を守ることだけで精一杯さ、その癖に失うのが怖いんだ
足が震えて動けない 時間は何も解決しない
誤魔化そうと全部自分のせいにしても何も変わらないのに

誰にでも良い顔をしていれば全部上手くいくと思っていた
そんな評価は泡沫のように指の隙間から零れ落ちた
所詮、大人になるという事が本当の僕を騙す事でも
同情や悲しみで窒息なんてしたくないから泣いているんだよ

それでもこの命が輝くなら

それでもこの命が輝くなら

このまま何も変えられないまま終わらせてもいいはずはないよな
僕を救ってくれた光にこんな僕でもなりたいんだ
あの頃の僕に重ねて歌う、不揃いな背中を押せる歌を
まだ僕は僕を救いたいと諦めたくないから泣いているんだよ

それでもこの命が輝くなら
駆け抜けろ、僕が僕を救うまで

駆け抜けろ、僕が僕を救うまで
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