イーディ

紫色ヴェルヴェットのドレス
長い脚を床に投げだしたまま
パーティーの夜の女王のつもりなの
何も言わずに不機嫌そうにしてる

そうよ、あの子はいつもひとり
みんな知らない振りをしてる

青い羽の揚羽蝶みたいに
長い睫毛、それに大きな瞳
パーティーの夜は必ずいるくせに
12時すぎ、退屈そうにしてる

そうよ、あの子はいつもひとり
みんなあの子が好きなくせに

囁いただけで
ほら、愛は消えるもの
ストロボのように
ほら、あっけないのよ

でもあの子はお構いなし
みんなおかしな連中だし

囁いただけで
ほら、愛は消えるもの
ストロボのように
ほら、あっけないのよ

音楽が止んだ時、パーティーも終わり
誰もあの子などもう憶えていない
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