白いブランケット

ああ 真白なブランケット
凍りついてふるえる胸を熱いキスでとかして
ああ 真白なブランケット
君のドアを開いて迎えてくれるのなら
風の中を行こう

もう冬も終わる 顔をあげて
涙ぬぐいすてよう その硬いカラを
胸を裂く傷は 癒えはしないが
身にまとったケープを はぎとり街に出よう

今までみた一番悲しい夕暮れ
明かりひとつ灯らない部屋の中で
「とても寒い」と君はいった

ああ 真白なブランケット
凍りついてふるえる胸を熱いキスでとかして
ああ 真白なブランケット
君のドアを開いて迎えてくれるのなら
風の中を行こう 雨の中を行こう

痛みから逃れるように指先で
“暖かさ”それだけをまさぐらないで
風に背中丸め 生きるしかない
少女の刺すような孤独(かなしみ) 情熱わすれないで

今までみた一番激しい夕暮れ
明かりひとつ灯らない部屋の中で
「はなさないで」と君はいった

モノクロームの街に いきなり陽ざしが
ふりそそぎ鮮やかに 色よみがえらせる
涸れはてた想い 泣くこともなくなり
わかる時がくるさこのありったけの愛で

今までみた一番まばゆい光
愛することのすべてが今あふれだす
とても寒いと君がいった部屋に

ああ 真白なブランケット
凍りついてふるえる胸を熱いキスでとかして
ああ 真白なブランケット
君のドアを開いて迎えてくれるのなら
風の中を行こう 雨の中を行こう

LALALA LALALA
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