眩暈のSummer Breeze

どしゃ降る雨に 濡れて萌えたつ草原の波
抱き合いながら 駆け抜けた風のはやさで
乾きはじめた髪の切ない香りを吸いこみ
迷った道を戻ってきた 七月の空

そこには甘い夏の匂い 陽の光が
若い恋人がするように激しくもつれながら
熱い吐息 胸かきむしる 痛いぜ 眩暈のSummer Breeze

赤く染まった海岸線が 沈んでく前に
クーペのボンネットに映る月が 砕けないように
瞼ににじんだその光が 消えないうちに
悲しみのすべて引き受けよう 見つめておくれ

そこには甘い夏の匂い 夕闇がつつみ
若い恋人がするように スキさ好きと溶け合い
熱い声が胸かきむしる 痛いぜ 眩暈のSummer Breeze

星に腰かけ手をさしのべ 君の瞳(め)に月を招きいれよう
だから静かに笑ってくれ 甘い夏の腕の中で
若い恋人がするようなKissを二人でSummer Breeze
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