ブリッジ

ある日出会ったおじさんはウイスキーロック飲みながら
シェリルリンのイン・ザ・ナイトが忘れられないと言ってた
気づけばそこで俺たちは2時間も話し込んでた
きっとまた会おうぜ なんておじさんは俺に背を向けた

そんなこともあったんだ

俺は何かを求めてか何度も階段を登った
右ポケットには真実を 左ポケットには嘘を
たとえばバンドのこととか たとえば君のこととかも
わかったふりをキメ込んで川の流れをただじっと見ていた

そんなこともあったんだ
そんな夜もあったんだ

ほろほろ涙がこぼれたとき日も暮れた
見慣れた水面には三日月と夜の街
ひらひら誰かのスカートが揺れた気がした
きれいなオレンジの街灯に手を振った

ほろほろ涙がこぼれたとき日も暮れた
ひらひら誰かのスカートが揺れた気がした

ほろほろ涙がこぼれたから帰ろうか
いつもの公園横切って空眺めて
ひらひら誰かのスカートと木の葉が揺れる
きれいなオレンジの街灯に手を振って

ほろほろ ひらひら
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