さよならの街

この街から遠ざかる今
すれちがうものがある
それは淋しげに バスに手をふる
君の泣きそうな影
夢を追いかけるむなしさに
くたびれたわけじゃない
この愛がほんとのものなら
逢える日も来るさ

君とかわしてた約束
何ひとつも守れなくて
ぼくは今日 旅立つけれど
どうか許してほしい
けれど悲しみに出逢ったら
ぼくだけにおしえてくれ
すぐにでも君を迎えに行くから

君のあどけない泣き顔
ことばさえもかけられずに
バスのガラス窓たたいて
それがさよならがわり
この街から遠ざかる今
すれちがうものがある
いつの日か君に教えられたい
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