阿賀町ひとり

どんなに月日が 過ぎようと
恋の痛みが かすかに残る
いつかあなたが 話してくれた
せせらぎ沁みます 阿賀野川(あがのがわ)
越後 阿賀町 女がひとり

私がも少し 大人なら
今もあなたと 続いたかしら
巡る季節の 風さえ優し
たたずむ城跡 雪椿
越後 阿賀町 逢いたさつのる

狐の嫁入り 麒麟山(きりんざん)
閉じた瞼に 提灯揺れる
胸の淋しさ 包んでくれる
白い湯煙 湯の香り
越後 阿賀町 女がひとり
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