愛などくだらないか

生きないけど死なない 選ばぬ世界はもう
どっちに転んでも 誰も気付かない

愛などくだらない そう思い知らされるほど
愛してしまったひとは 不幸せなのかい

期待など持たない 自ら積み上げた壁で
どこへ向かおうと 行き止まりでアホくさい

守れるのかわからない 約束をしただけで
なんでかずっと 守られていたっけ

思いがけない感情が 飛び出す前に塞ぎ込んだ
呆れられるほど 臆病だと言い聞かせて

ただ和らいだ寒さを君が
暖かいねと はしゃいだから
昨日まで見てきた どの幸福とも違ったんだ
愛などくだらないか あーそういえば子供の頃から
くだらないものばかり 大切にしてたっけな

願いなど叶わない そう悟り目を閉じるまで
いくつか願いを叶えて忘れた

優しくされたら 調子が狂い出したから
教えない 応えない だから無口であしらって

思いがけない感情が 飛び出したからすぐ見捨てた
他人のふりをして 傷なら己で負って

もう泣けないな なんて澄ました
知り尽くしたはずの目線が
逸らせば飛び込む 俺は単純な生き者かい
愛などくだらないな 疑いのフィルターかまして
街ごと滲んでも なぜそこだけボヤけないの

(and I, and I)冷たさが 君に触れた温もりを
(and I, and I)痛くする もしも覚えてしまったら
(and I, and I, and I…)
(and I, and I, and I…)

愛などくだらない
そう仕向けた世界なのに
そっちに転んでる?
そんなもん認めない
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