夜明け前

やがて迎える季節の気配が漂う夜明け前
薄紫に煙った舗道に染み入る靴音

子供にするみたいに「がんばれ」って笑って頭たたかれた
短く深く冷たい空気吸い込んで歩き出した

人目なんて気にしないで
涙いっぱい零して
最初にそう知ってたのに
最後って知ってたのに

この胸に鮮やかな
面影残す煌(きらめき)
誰よりもキミのそばで
永遠を信じてた
淡い想い抱いて

こんな時間に友達にメール入れても寝てるよね
独りで部屋に帰る勇気が足りなくて逃げてた

早い春の桜並木
ココロぎゅっと凍えて
ほんの少し強くなろう
もうきっと大丈夫だよ

あの頃に描いてた
未来は夢の階(きざはし)
ひとつずつ昇ってゆく
立ち止まり振り返り

白く氷った息を溶かして
新しい太陽がゆっくりと満ちあふれる

この胸に鮮やかな
面影残す煌(きらめき)
誰よりもキミのそばで
永遠を信じてた
淡い想い抱いて
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