雪のかけら

舞い降りた雪が 粉砂糖のように この街を染めていく
つないだ指のぬくもりだけが 今でも残ってる

棘が胸に 刺さったまま 目を閉じ 気づかないふりした
わかってる ダメだって あの雲の先へ
もう行かなきゃ

溶けていく 心が満ちて
今 花が咲くでしょう
いつか見た空が あの頃よりも 近くに感じるの

鍵をかけた 記憶の隅
懐かしいチョコレートの匂い
季節を取り戻し 光の彼方へ
もう、行かなきゃ

一緒に 過ごした日々 こんなに宝物だよ
どんな夜でも祈ってるの その笑顔を 守りたい...ずっと
不安な日も 嵐の日も 忘れないで 繋がってるから

舞い降りた雪を 抱きしめるように 永遠を紡いでく
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