静かな朝

遠くから顔を出す
静かな朝陽
僕を安らかに包み込光

深い海の向こうの
どこかの君が
傷ついているということ
僕に知らせる光

過去も 今も 明日も
変わることのないもの
同じ時 刻む星に生きる
君を想う

海の向こうの君に
静かな朝を
ただ静かな朝の訪れを
ありふれた毎日

花よ 鳥よ 風よ
光へと手を伸ばし
羽を広げるように飛んでゆけ
君のもとへ

海の向こうの君に
静かな朝を
ただ静かな朝の訪れを
ありふれた毎日を
安らかな夜明けを
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