404.NOT FOR ME

夕立みたいなふたりはじっと終わりを待っていた
甘い匂いを置き去りに君は走り出す

虹がかかった空を眺めて
大きなため息をついて
「きっと明日は晴れるよ」
いや僕の心は雨模様

履き潰したスニーカーじゃ
この嵐の中は走れないよ
なぁ僕は君にとってそんなにもつまらなかったかい?
あぁやっぱこのままじゃ
自分を嫌いになってしまいそうだからさ
履き替えて終わりにしよう
君を好きだった僕はもういない

アマレットの匂いがちょっと嫌いになったんだ
君からもらったスニーカーはどこへ行ったんだ
寂しくなるほど優しくないよ?
君はお互いを知るよりも早く居なくなったのさ

未練なんてさ、これっぽっちも無いから
「寄りを戻したい」とか
勝手な事言うなよな
また僕の心を惑わせて
消えないでくれ

立ち尽くして『くだらねえな』って
笑えるほどどこがよかったんだ
なぁ僕は君にとって最高に都合が良かったかい?
とかちょっと強がった
僕をみて開き直るくらいで良いんだぜ
吐き出して終わりにしよう
君を好きだった僕に悔いはない

僕を好きだった君はもういない
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