五時までに

寂しいなんて言えない
無理して笑ってくれるから
時計が七時を指して

口元に耳を近づけて
たくさんの言葉を求める
待ち遠しさを抱きしめて

こんなに遠くまで会いに来た君を
早く暖めて

大丈夫まだ夜は長いよ
本当はいつも一緒なら
時計をはずして五時までに

イルミネーションが消える
十二時が嫌いと身体を寄せてくる

どんなに離れても忘れないように
強く抱きしめて

伝えたいただ時が流れる
たった一言言えたなら
君が消えていく五時までに

ずっと一緒にいないか
今日も明日もあさっても
時計の針が辿り着くまで
その全てを守りたい

あと少しもう夜が明けるよ
月の光に照らされた二人の陰が

「大丈夫まだ…」囁きながら
僕らの愛を確かめて
君が目を覚ます五時までに
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