片道切符

こんな寒い夜は あなたの声が聞きたい
電車の中揺られながら1人 そんなこと考えている私
瞳を閉じると浮かんでくる あなたのえくぼ、あごのほくろも
私はまだ心の行き先を 変えられず日々過ごしてる

忙しい毎日はあなたを忘れさせてくれる 時が1つ進むほどに
だけど電車の中 笑い合う恋人たち あの日の2人 またよみがえる

どれだけ想っても 戻らない恋と 知っているのに行き先は1つだけ
あなたと繋がってたこの左手に 冷たい心の切符を握り一人揺られてる夜

夏の日笑い合う写真の 日にちがまた一つ昨日に…
2人で見た あのテレビ番組も終わり、時を感じるの

暗いトンネルの中、窓に映る自分の姿 涙で少しかすんでいる
私はどんな答えを待っているのだろう…見上げた窓に雪が降りてく…

止まってる私の心の切符と、前へ進むあなたの心の切符は
決して重なることはもうないけれど、あなたの香りふと振り向き
知らない誰かに顔を伏せる

『好き』という気持ちの重さやはかなさを、あなたの中で私は覚えた
『愛してる』という言葉の強さも悲しさも…

どれだけ想っても戻らない恋と 知っているのに行き先は1つだけ
あなたと繋がってた この左手に 冷たい心の切符を握り一人揺られてる夜
×