モンスター

誰もが皆抱えてる、心の中にうごめく小さなこのモンスター
比べては大きくなる 虚しさかかえるこの心

日が暮れても1人、夢中で繰り返した自転車練習
あの頃は1人、未来と戦ってた なのに

大人になるほど、できることはそう確実に増えてくのに
諦めることも覚えてしまった そして、モンスターで蓋をしている

今日も特に変わらない一日だった帰りの電車
眠い目をこすりながら1人、帰路に着くの、暗い夜道

ケイタイスクロールしては、見つける人の幸せな記事
『見える幸せ』その一部だけを切り取って比べているのなら

出ていけ!モンスター 人生の中で雨の日も そりゃあるさ。
“隣の芝生は青く見えるもの”大丈夫、当たり前のことさ。

ふと、開き直ると雲間が晴れて…
モンスターとお別れ 身体が宙に浮いた

「失ったものが命でなければ、何度でもやり直せる」
あの日最後の日君が教えてくれたね。今、思い出しているの。

ありがとう、モンスター 君がいなければ、
幸せにも気づけないままの私
足りない自分を探すのはもうやめたの。未来に種まきしよう!
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