歌う理由

歌をうたう ただそれだけのこと
歌をうたう でもそれがすべて

堂々と咲き誇る 見上げたこの桜のように
自分の心にまっすぐに 生きていけたらいいのに

心は割り切れないし、しがらみのある毎日の中、
本音にナイフを刺しながら、愛想笑いしてた

だけどもう置き去りにしない 一番奥にあるこの気持ちを
あの日に見た夢の続きを 今もまだ信じているから

歌をうたう ただそれだけのこと
歌をうたう でもそれが全て
歌をうたって あなたに出逢えたから
歌をうたうことを 続けている。

一人部屋に籠って、誰かに披露するわけでもなく
書きつらねたノートには涙がにじんでた

いつからかその言葉にメロディをのせたあのステージ
涙流し聴いてくれた、あなたに救われたから

歌をうたう ただそれしかなくて
歌をうたうことが好きだった
歌をうたって、何より幸せなのは
必要としてくれる人がいること

みんなそれぞれ何か、ここにいる理由がある
大きな声で泣きながら、産まれた日から

歌をうたう ただそれだけのこと
歌をうたう でもそれが全て

歌をうたう 夢が枯れるまで
歌をうたう 私が枯れるまで

歌を受け止めてくれたその涙で
あなたの花が咲き誇ればいい、
それが私の歌う理由だから。
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