鴨川トワイライト

崩れそうな影を引きずって歩いている
わかりきった世界では恋も見当たらなかった
優しい風が吹いて君の髪を揺らしたよ
終わらない数え歌夕暮れの帰り道

遠く滲む三日月とか
夏の匂いのせいで思い出した

いつか巡り合うその日まで青い時間を辿る
笑い声は微かにあって
熱が騒ぐ空の果てまで続く旅の途中
違う夜が確かに浮かべた
同じ光を目指している

覗き込んだグラビティーまだ少し苦くても
石畳のゴツゴツへ散らす最初のリズム

正解で霞む長い坂の
膨大な迷いも全部焼き付けたい

響け儚い色に満ちた傷だらけの今を
夢の外へ追いかけるように
薄く瞼を開いた後で駆け出す物語
あのメロディーがY字路を交差して
鳴り止んだ先の言葉探す

いつか巡り合うその日まで青い時間を辿る
笑い声は微かにあって
熱が騒ぐ空の果てまで続く旅の途中
違う夜が確かに浮かべた
同じ光を目指している
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