時の枝折り

「移ろい」と言う タイトルの本に
枝折りを挟んで
時には本を閉じて 目も閉じてみるんだ
欲望という名の水草が 小舟を阻むけれど
行き過ぎてしまえば それは一時の事
難し過ぎる本を 選んでしまったかな…
何度でも振り返り 戻ればいいと思うよ

全ての事に 無駄なんか無いさ
枝折りを挟んで
時には本を閉じて 折り返す勇気持て!

「幸せ」だって 思っていいんだよ
自分が掴んだ物
もがいて生きて来たから その儚さ知ってる
眩し過ぎて 見えない闇の中
闇雲に進む 必要は無い
心に憎しみの種が 蒔かれません様に これ以上

全ての出来事に その時が有る
生まれて 出逢い 別れて
この世は束の間…移ろう
遠いあの日が 懐かしい
本のページなら
いつでも どんな時にも 戻れるのにな
いつでも どんな時にも 戻れるのにな…
戻れるのにな…
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