言い古されても(ニュー・ヴァージョン)

物憂げに首肯(うなず)く 夕暮れを背に言葉なく
佇(たたず)む時がくるでしょう
どれほど愛し合う二人にも

哀しげに薄れ行く 虹を背にてだてなく
別れる時が来るでしょう
どれほど幸せな二人にも

愛は言い古されても 言い尽くせない
摘み過ぎた花の花いきれ
身もだえしながら なおあなたのことでいっぱい
恋を唄って嗄(しわ)がれた鳥の声
愛は言い古されても 言い尽くせない
夢に抱かれて眠りたい

美しくはかない 想い出を背にもう二度と
出逢うこともないでしょう
どれほど懐かしく忍んでも

愛は言い古されても 言い尽くせない
一人さす傘の雨音は
二人で隠れた あの稲妻よりもうるさい
かえりそびれて低く飛ぶ鳥の声
愛は言い古されても 言い尽くせない
夢に抱かれて眠りたい
夢に抱かれて眠りたい
×