月の踊り子

ごきげんよう こんな良い夜は
ベッドから飛び降りて靴を履く
明日の天気はどうだい
星を投げて占うミッドナイト
水平線が霞んでく
つまり現実だって夢のよう
水平線が霞んでく
たまに現実だって笑えちゃう

時間が進む進む
言葉は意味をなくして口をつぐむ
瞼が落ちる落ちるそれでも
時計の針を眺めている
仰向けになる 月を掴む
雲がいつかつながっていく
平衡感覚消える
つまりは地球が頭の上にある

月の踊り子
僕は宇宙に梯子をかける
それは冷たい雨も降らない
真っくらで優しい世界の話
月の上でさ
僕は夢中で足を動かす
うまくいかないなんてことない
確かめたムードの中ウサギたちと踊る

宙返り 拍手も起こらない
ふわり飛んでるような泳ぐような
同じ景色は2度とない
光る星を指差し数えてく
どんどん歩くよオーライ
僕の家もついに見えなくなる
どんどん歩くよオーライ
無重力のランウェイは続く

時間が止まる止まる
日付も曜日も意味がなくなってく
鼓動が響く響く身体の
中で命が巡っている
足の裏には月の砂漠
見るだけだった遠くの国
憧れなんて幻
つまりは地球が遥か遠くにある

月の裏でさ
恥ずかしがる君の手を取る
あたたかいなあ宇宙でもさ
友達の温度は伝わるらしい
これが夢でも
僕は夢中で足を動かす
うまくいかないなんてことない
確かめたムードの中ウサギたちと踊る

月の踊り子
僕は宇宙に梯子をかける
それは冷たい雨も降らない
真っくらで優しい世界の話
月の上でさ
僕は夢中で足を動かす
うまくいかないなんてことない
確かめたムードの中ウサギたちと踊る
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