2月26日

写真の中 微笑んでる若い髪の君の顔は
今にもすぐ手が届きそうなぐらいで
ただ 優しすぎて遠いよ

どんな夢見ていたんだろう
どんな青春を過ごしたんだろう
そんなこと 何ひとつ残さないで

記憶の中 こっちを見てる陽だまりの君の顔は
ほんの少しだけ寂しそうに笑って
ただ 静かすぎて遠いよ

どんな理想持ってたんだろう
どんな革命に敗れたんだろう
信じたこと 挫けたこと 残さないで

布団の中 黙ったまま旅に出た君の顔は
眠るように いや 夜明けの海のように
ただ 冷たすぎて遠いよ

もう一度会えたって
どんな話もできないよな
くもり空と背骨の匂い それだけで
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