ぼくらのメロディ

メロディを刻むような
あなたの夏の吐息
入れ違いに部屋に入る空気はじめじめ
ふたりの鼓動を湿らせていく

僕らの先の景色にはどうやら
晴れも霧も曇りも雨もないみたい、けど

好きでいさせておくれよ
この先のことなんか分からなくていいぜ
できるなら愛しい目を見て
「きっと、もう一度」
なんて言えたらなぁ。

言葉より大切にした本心
伝わらず藻掻いてまた繰り返して
だけど忘れちまったことの中にこそ大事なことが隠されてたりして
頭の片隅に置き忘れた言葉を探るカッコつかない自分もいて

どこに行くのかな
どうしようもなりゃしない

もういっそどうかしてるくらいにさ
晴れも霧も曇りも雨も全部受け止めてあげるから

好きでいさせておくれよ
愛なんて大それたものじゃなくてもいいから
できるなら嘘のない目を見て
「きっと、もう一度」
なんて言わなくたって、

暗いよ部屋ポツリポツリ
あなたの呼吸と合わすリズム
暗い髪(ヘアー)も似合ってるなって
朝には声かけてみようか、なんて
思ったりして。

好きでいさせておくれよ
この先のことなんか分からなくていいぜ
できるなら愛しい目を見て
「きっと、もう一度」なんて、
もう一度なんかない世界で
ぼくらのメロディを
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