isari

喧しい夜鷹通り
どこもイカれてる
熱風が吹きあげる路地
花火の焼ける匂いか
遠くで犬がうるさく吠えている

寂しいなんて思わないね
もうすぐ地図から消える街
僕の船はまだまだ
唄える

全ての時代の詩人が
この場所を目指して消えた
いつかの繁栄の光も
空前の灯火

生きなければ死んでしまう
僕らにとっては当たり前じゃないね
火を放つ人影
もうすぐ全てを悟るだろう

寂しいなんて思わないね
もうすぐ地図から消える街を背に
×