俺はやっぱり演歌だぜ

照れて口には 出せないけれど
夫婦春秋(めおとしゅんじゅう) ありがたさ
ともに白髪の 背中に向かい
胸でつぶやく ありがとう
演歌だぜ 演歌だぜ
俺はやっぱり 演歌だぜ

覚悟している つもりでいたが
娘持つ親 さびしさよ
妻に何度も たしなめられて
やっとひとこと おめでとう
演歌だぜ 演歌だぜ
俺はやっぱり 演歌だぜ

肩を組むのは 柄ではないが
旧(ふる)い友情 変わりなし
ともに過ごした 学び舎(や)さえも
今はないなと 酒を飲む
演歌だぜ 演歌だぜ
俺はやっぱり 演歌だぜ

演歌だぜ 演歌だぜ
俺はやっぱり 演歌だぜ
×