Love Talk

入江の波は
ライトに輝く
外国船の長い旅に出て行った
私の 何を積めるのかしら

一つの椅子に
一緒に坐れば
二人の瞳(め)には
やがて愛がこぼれたね
あの時 名前も知らず

女の娘(こ)の願いは
一人の恋人(ひと)から
好きと言われたいの
嵐のように

大きく育ち
こわれたシャボン玉
小さく飛べば
愛も空に届いたね
二人で 生きる青春

生命が愛に溶けて
生まれた色だけ
私の口唇に
少し塗りたい

女の娘(こ)の願いは
時計の針さえ
そっと重ねてゆく
ひとりの恋人(ひと)に
×