心綺楼

心をずっと離さないで 僕を忘れないで
消えかけた煙はもう
なだらかな朝が来なくてもいい
君の匂いがすれば

新しい今日がまた始まる
何気ない日々に恋をしていた
頬を撫でる 風が僕を煽る
夜の匂いがしたんだ

明日 君の心は
きっと僕の知らないところに在る
僕には わかるの
だってずっとそっと 君のそばに
いたから

離れないんだ 君の幻は
心綺楼のように消えて
届かないんだ 君はもういない
それでも朝は来る

素晴らしき明日から逃げてく
情けない僕 許してよ
雨のせい? いや僕のせいだな
窓を開けなく なったのは

明日 僕の心は
きっと君を探し求め彷徨う
今なら わかるよ
だってずっとそっと 君のそばに
いたから

離れないんだ 君の幻は
心綺楼のように消えて
届かないんだ 君はもういない
それでも朝は来る
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