潮騒~The sound of the sea~

明け染めの潮騒は
孤独を際立たせ
厚い雲に覆われて
人の影もない

オレンジの街灯り
遠くに瞬いて
夜と朝の境界で
人を眠らせる

ショールの温もりに包まれ
砂浜に降り立ち
拾った流木で名前を書いた

思い出の中で生きて行くのは
寂しいことと人は言うけれど
嫌われて嫌って生きるよりも
まだ価値あることと思った
The sound of the sea

仮初めの恋愛は
虚しく繰り返す
心暗き深海で
人を溺れさす

貝(シェル)の欠けらを集めて
掌で遊んで
尖った先端で指先を切った

諦めの中で生きて行くのは
誰もそうだと人は言うけれど
傷ついて傷つけ生きるよりも
一人の方がいいと思った

思い出の中で生きて行くのは
寂しいことと人は言うけれど
嫌われて嫌って生きるよりも
まだ価値あることと思った
The sound of the sea
The sound of the sea
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