雲の魚

衣擦れの雨降る日は
外へ出て上を向こう

天が低くてプラチナの雲が綺麗で
手を差し延べたら届くかな
ビルに描かれたマゼンタの花の模様が
咲いて空に舞う昼下がり

麗しい街は静かに僕を包んでいる
こんな日にはいつか夢視た愛が舞い降りて来る

ゆっくりと呼吸をすると
心にまで微風が吹いた

手にはひと粒クリアーな涙が落ちて
波の様に揺れてさざめいた
天国に続いたゴールドのドアが開くと
微笑んで視ている君が居た

知っているよ 僕の事ただのDreamerだと笑っても
知っているよ 誰も届かない空へ飛び込んで行く

気付くと僕は天空の海に泳ぐ 雲の魚
知っているよDreamerだと笑っても...
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