ラブソング

見えたいものだけ
見れたらいいのに
いらないものだけ
失えたらいいのに

まるで僕だけ
透明人間
心の奥だけ
見透かされてるみたい

一丁前になんか言ってら
届きやしないのに

どうせこのまんま
なんだったらいっそ
明けない夜の眠り方教えて
うるさいほど雑音
こんなんならいっそ
言葉を塞いだのは君だ

悲しい時こそ
口笛吹いた
素知らぬ顔で
助けを求めてた

そんなこった知ったこっちゃない
とんだ芝居めいた煌く世界だ

どうせこのまんま
なんだってのにね
笑顔で生きろって冗談でしょ?さよなら
わかるわけがない
こんなんならいっそ
この手を手繰ったのは君だ

幸せなことなんて悲しみの前菜
喜んだ分以上涙を流すから
そう学んでしまった
そう生きてしまった
きっとこれからだってずっと

どうせこのまんま
なんだってのに、ねえ
どうせ僕なんて
そう思ったのに、ねえ
うるさい雑音を
目を覆う願望を
涙を拭ったのは君

どうせこのまんま
なんだったらいっそ
明けない夜の抱き方教えて
わかるわけがない
そう言いかけた
唇を塞いだのは君だ
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