君の話

輝く世界の真ん中で
白けた表情で
君は何思う
君は何思う
君は何思うのかい

ああ 腐った排水溝の檸檬
三日月にして歩こう
電子タバコの煙 かき分けながら
本当に焼けた匂い探して

ああ つまんねえ 本当につまんねえ
腐っていく友達の頬を
大きな 大きな エレファントが
パレードするのを見た

たかが輝く世界の真ん中で
たかが白けた表情で
星はなぜ瞬き
風はなぜ戦ぎ
僕はなぜ生きるのか

思い出すのは 夕飯のカレー
校庭に白い線引く 砂の匂い
冷えた指先痺れる 蛇口の熱湯
ライブハウスに響く 無名の名曲

ああ 希望でも絶望でもない場所が
何処かに咲きますように
外はいつも戦場
言葉は千と
いつの時代にもいるサディスト

たかが輝く世界の真ん中で
たかが白けた表情で
君は何思い
君は何話し
君は何笑うのかい

輝く世界の真ん中で
白けた表情で
君は何思う
君は何思う
君は何思うのかい

すべてのものに寄り添えと
うるさい時代が到来した
僕はたった一つにしか
寄り添えないんだよ
寄り添えないからさ
君の話を聞かせてよ
君の言葉を聞かせてよ
君の想いを聞かせてよ
君の話を聞かせてよ
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