ことづて

誰を送るのか 古びた桟橋がある
舟が行く先に 幾度も陽は昇る

強くなりたくて いつも泣いていたのかな
そう 無茶なくらい 生きたつもりも
足りないことばかり

100年かけてもわからない
いのちがなんなのかわかるはずない
ただあなたが覚えててくれるなら
それは私のほんと
それはほんと

身軽でいようと 迷いもせず捨てたのに
時は思い出と名前を付けて
荷造りさせたがる

100年過ぎても変わらない
いのちの数だけは変わるはずない
でもあなたが信じててくれたもの
それは私のほんと
まちがいない

試される道
覚めない夢
果てのない空
かけらに見えても
心が受け止める
心になる
声があるから

100年かけてもわからない
いのちがなんなのかわかるはずない
ただあなたが覚えててくれるなら
それは私のほんと
それはほんと
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