ユメバナ

あの日交わした約束は
枯れないように抱いたまま
心配しないでそこで見ていて綺麗に咲かせるからさ

身勝手に願っていてもいいかな
どこかで君は芽吹いていて
変わらぬ愛で包まれてる未来を思い描くよ

摘み取った悲しみは形を変え傍におくよ

でもまだ君の姿を瞳の奥に映していたくて
過ぎる季節が僕らを遠くへと引き裂くつもりでも

今風に吹かれて飛ばされそうな欠片を集めて
まだ手に残る記憶を離さずに握り締めて

いつの日かきっと僕も
君と同じ場所に行くよ
その時僕は君よりも大人になってるのかな

あの頃のままでいい 願うほどに 苦しいのに

また君を残して僕だけ乗せて季節は流れて
何処まで行けば君と描いてた明日へ行けるだろう

まだ瞳の奥の君の姿を消したくないから
君の名前を呼んでる夢の中… 知っていても

いつかは君の声や姿も思い出せなくなっていくのかな
忘れていく事で前に進めるなら
いっそ置き去りのまま…

春の木漏れ日肩の温もり君へ続く道
微かに残る欠片が今風に吹かれて舞い上がる

きっとどれだけ時が流れ落ちても君を忘れない
君の名前を呼んでる夢の中… 消えないように

枯れないように
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