バケモノの話

僕の大事な話を
輝く世代のために聞いてよ
無駄な競争と嘘が混じり合う
街の中じゃ孤独に殺されちゃうんだ

君の気持ちはなんだって
頭に巡る欲が全てです
不意に明日の天気が気になって
出来る限りの愚痴で生きていく

詰まる声や
痛む思いで
呼び止めたんだ

君を迎える月の明かり
街並みに見下されてく
2人だけの夢
愛に縋る思いも無く
僕達は今、流れてく
日々を過ごすのさ
誰も知らない場所で

積み上げた物語に
釘を打ち付け笑う昼下がり
何もかもが上手く行かないんだ
時間だけが淡々と離れてゆく

まるで怠けた人生の僕の
努力は「良い人」役者です。
溢れる涙、笑顔、苦しみも
誰かに見せる為だけの演技だったんです

迷いながら
明日を待つ
歪な世界で

夜に煌めく街の景色
泣き止まない君の隣で
幼過ぎる僕は
嘘を歌って誤魔化してる
泣かないで僕もそうだよ
全て怖いんだ
誰も見えない場所で

気に入らない日々は歌になって
先の暗い道は手を繋いで
たまには寄り道をして帰ろう

間違えばかりの愛
それでも信じてここに居るんだ
明日は君が望む未来を
遮られない
場所で見守るだけ

明日を迎えた部屋の中で
生きている、ただ生きている
大事に育てた
今を歌って誤魔化してる
泣かないよ僕もそうなの
全て分かるから
誰も知らない場所で
誰も見えない場所で
僕達は足掻いてる
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