YORU

夏の熱に溶けた氷菓子
はやる胸に堕ちる
ネオンサインが
消えない痛みのように光る

やけにさみしい街を抜け出して
僕たちは駆けた夏の合図を
溶けそうになりながら
消えそうになった星が
星座みたいに繋がりますように
そして明日が笑えますように

湿る空に滲む汗と
夜の月に沈む君の姿
見えない約束だけが響き出した

いつか悲しい場所を抜け出して
うるさい声を振り切ってさ
超えた夜に託そう
追いつけないまま重ねた夢も
銀河の列車に届きますように
このまま

やけにさみしい街を抜け出して
僕たちは駆けた夏の合図を
溶けそうになりながら
消えた星が
星座みたいに繋がりますように
そして明日が笑えますように
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