憎いのは

あーもう全部終わっちゃったよ
笑えるくらい 君が憎いよ
始まりにはいつも意味がないのに
終わりはそうね、理由だらけ
君の煙草 ラッキーストライク
一口 吸ってみたんだ
不味くてむせて 君の匂いがして
涙は灰に溶けていった

重なった 私の唇
上書きした あの子が憎いよ
あの子も煙草を吸うんだって
だから君の匂いは知らない
知らない 知らない
結局私は君のことを何も知らなかった

あー憎いなー
煙草 あの子 唇
憎い 憎い 憎い 違う
憎いのは こんな私だ

もしも
私がモデル インスタグラマー
インフルエンサーで女優
だったなら こんな中身でも
君を満たすこともできたでしょう
気持ちはいつも一番だった
憎いあの子が持ってっちゃった
見た目よりも 中身が大事だって
そんな世界に生まれたかった

煙草が切れたら コンビニ
ついでにお菓子も 買い込み
もう寝なきゃって言ってるのに
抱きしめるから夜が終わらない
終わらない 終わらない なのに
あーもう全部終わっちゃったよ

あー憎いなー
全部嘘だったんじゃん
憎い 憎い 憎い 違う
わかんない  もう消えたい

失敗作なりに 頑張りました
茶髪をやめた 君の好きな服を着た
言葉遣い 早起き メイク 全部
楽しかった、楽しかったよ、、

消えない煙草の匂いと思い出
どうして 嫌いになれない ああ

あーもう全部終わっちゃったよ
笑えるくらい 君が憎いよ
煙草の匂いと思い出と
君を奪ったあの子と嘘

憎いけど ほんとはきっと
そんな自分認めたくなかった
こんな私を見て欲しかった
ちゃんとした恋がしたかったんだ
もう一度会いたいよ、、
×