仮想敵

あきらめなくちゃいけない
ときもいつかは
やって来る
いつからか当たり前にそう思っていたけど
もう少し頑なに生きていい?

できないことはできないと
多くの人が言うけれど
どうしたって頷けない
それならば一歩を
踏み出さなきゃな
邪魔しないでよ

「わからない」 そればかり
言われては 足を止めた
頭から離れない ずっと ずっと
仮想敵 勝手にね
頭の中に作ってしまう
そんな日常を 泳いでる

誰かのせいにしたのに
まとわりついて消えない
しかめつら、訝しげな
視線のスタートは
紛れもなく僕自身なんだろう

冷たい目のイメージ
剥がしてみたなら、がらんどう
僕は臆病だと思ってるだけかな?
君の瞳は嘘をつかない
そのことだけはちゃんと
知っているから
迷わないよ

思うまま生きたいと
思えばさ いつも通り
わがままと非難する 声がするんだ
仮想敵 一人ずつ
倒して行かなくちゃ
僕はもっと自由に泳げるんだ
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