ノスタルジア

遠くはなれていく
またたいた瞬間に

息を吹きかえす
不自然なアイロニー

夜毎つのらせる
あなたへの想いに

ため息にも似た
微笑みを吹きかける

変わっていく 空の色は
味方をしてくれると
いつも いいきかせていた

とぎれかけた夜
不可思議な瞬間に

鳴りつづけている
懐しいメロディ

遥かな時間と
記憶との隙間を

泣きたくなるほど
やわらかになでていく

ふり返ることの意味など
ないと わかっていても
ほんとは いつも 待ってた

はかない予感 残して
風が吹き抜けていく
いつか そこまで 行けたら
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