バスが揺れて

リッスントゥザレディオ
君の瞳に映るつまずく人を、僕は見れない。

涙はよしなよ、
脱ぎ捨てた過去の綻びを探すのは何故?

僕は街の隅から君をつれて
漂うように手を引くのさ
過ぎる夏のぬけがら、君の匂い。
混ざる時の中で 不意の騒めき バスが揺れて

有線から“今夜のうちに雨予報”
今の僕らに似合いなニュース

身体を蝕む
鮮やかな過去の熱りに縋るのは何故?

僕が今のリズムに君をのせて
ただ酔うように音を聞くのさ
来たる季節の灯火、君の台詞。
混ざるたびに踊る 胸の高鳴り、

僕は街の隅から君をつれて
騙す事にもう慣れないで
過ぎる夏のぬけがら、君の匂い。
混ざる時の中で 僕の心と バスが揺れて
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