愛の縫目

愛の縫目は一体 どこにあるんだろう
知ってさえいればずっと
ほつれることは無いんだろうけど
縫い合わせることも無くなるだろう

最後に部屋を出る時
振り向かなかったのは
君の優しさなんだろう
玄関先に届いてた手紙は
相も変わらずな文字だった

恋に出会って 愛を旅する
そんな二人になれなかったけど

例えば生まれ変わっても君を探すよ
例えば僕のことを待っていなくたって
例えば他の誰かと結ばれてたって
今すぐに真っ直ぐに君の元をめがけて
迎えに行く

僕の瞳に今も棲みつく
君の欠片は僕を覚えてる

いつか大きくなって見返してよ、なんて
最後に書かれてた文字が僕を指差す
さよならが追いつけないスピードで走るよ
今更そんなこと君に言われなくたって

例えば君が居なくたって生きていけるよ
だけどそれじゃ生きた心地がしないんだよ
記憶はいつも曖昧で頼りないけど
今ここにある肌の温もりを
誰よりも信じている
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