ライカ

誰もいない二階の窓から
白む空に星を探すわ
頭の悪い私が覚えている
あなたと同じ名前の星

もう少し あともう少し
息をしていたら
ねえきっと私
報われる気がするの

あなたが置いていったもの
ごめんね 全部捨てちゃった
でも私 あなたの歌声は
片時も忘れたことはないわ

もう少し あともう少し
そばにいられたら
ねえきっと私
変われた気がするの

もう少し あともう少し
息をしていたら
ねえきっと私たち
大人になれたかもね

水面で揺れる波紋のような
私たちだったけれど
明日もここから星を探すわ
あなたと同じ名前の星
×