アンジェリーネ

昔からいたアンジェリーネ 不確かな関係で
全てから逃げたいって言って はにかんで手を引いて
どこへと行こうか

目指してたのは安寧で ボタニカルなんていいぜ
暗いだけの四半世紀で 答えを探していて
陽が暮れた空 気が抜けたソーダ 入れた刻み生姜

身体じゃなく 心じゃなく 愛しているなんて言われたくて
戻りたがる二人はなく 風の吹く方に流れるだけ 朝になる前に見送るだけ

想いもなく誇りもなく ありふれた不条理吐き散らして
抗う奴 鼻で笑う 全て識ったような大人じゃなく
子供じゃなく 新しい生き物に変われるかな
互いのマーク 指でなぞる 指名手配写真は破り捨てて
離れ離れ それは運命 あなたは誰
またいつものように微笑むだけ 朝になる前に見送るだけ

惜しいだけの無冠でいいぜ 光へ向かっていけ
ただ笑顔で暮らしていて それだけ祈ってるんです
お別れだそうだ
×