ゴースト

君はゴースト 胸躍る夜の亡霊
騙しててごめんよ 語る未来は無いのだ

君はゴースト 売れ残る僕の願望は
邪魔しててごめんよ 戻る兆しは無いのだ

嫌だったことが少しずつ出来るようになる
そのたびに少しずつ透けていった
そうかそうだ 君はゴースト
愛すべき夢想と身に余る孤独はここに置いていくがいい

蒸し暑い午前3時 台本に無い場面の難儀な亡霊よ
さよならヘイヘイヘイ

君はゴースト 口籠る夜の亡霊
伝えてみたい 触れてみたい

言いたいことは山程あるのに
聞いてほしい話はすっかり無くなった
それはそうだ ここは喜劇悲劇の温床
理解など君はしなくていい

書き割りみたいな 鮮やかな日々のありふれた感傷よ
さよならヘイヘイヘイ

君はゴースト 胸躍る夜の亡霊
騙しててごめんよ 語る未来は無いのだ

僕は大嘘つきだ 海を飛ぶ夢を見た
隠しててごめんよ 戻る兆しは無いのだ
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