ささやかれた夢の話

はらはらと頬にふれる
とりとめのない感触
みつかると哀しいから
その前に 東に行く
まだ見えぬ手を探して

神々の住む遠い空見上げている
待ちくたびれたふりをして気をひいても

ひそやかな笑い声に
遠くまでおしやられて

とぎれとぎれの闇の音つなぎあわせて
待ちくたびれたふりをして気をひいても

ひそやかな笑い声に
遠くまでおしやられて
信じてる言葉さえも
はてしない夢にうすれ
時間ごと溶けだしてゆく
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