ロンドンデリーの歌

さえずる雲雀の声に ふたたび春はめぐる
月日を重ねてあつく 胸にあふれる涙よ
いとしくはぐくみし我が子
ひととき帰りこよ せめては幻となりて
なつかしの母の夢に

りんごの花びらは春の 盛りを白くひらく
その花摘みし我が子の 幼き面影いずこよ
黄泉路(よみじ)をつかさどる神よ
ひととき返し給え いくとせ嘆き深まる
悲しき母の胸に
悲しき母の胸に
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